制作会社が手がける動画の種類・特徴を紹介!
ひとくちに動画と言ってもコンセプトや目的によっていくつかの種類に分けられ、それぞれに特徴があります。この特徴を知らないと動画制作会社へ依頼をする際に正しく意図が伝わらず、納品された動画が思っていたものと違い作り直すことになるかもしれません。ここでは動画の種類や特徴を解説していくので正しく理解しておきましょう。
企業紹介・求人募集用動画
企業紹介や求人募集で大切なことは「どのような会社で、競合他社とどこが違うのか」を知ってもらうことです。パンフレットやwebサイトでも情報提供することは可能ですが、すべてのテキストに目を通してもらうことは難しく、読むのに時間がかかってしまいます。また、重要なところを見逃してしまい不明な部分が残ってしまうこともあるでしょう。
特に会社の住所など解釈の余地が無い情報に関してはパンフレットやwebサイトで問題ありませんが、事業内容や企業理念など解釈次第で受け取り方が変わってしまう情報はテキストだけではうまく伝わりません。
そこで活用したいのが企業紹介動画になります。近年では「どん仕事をしている会社か」という事業内容よりも「どんな想いで仕事をしているか」という企業理念が重要視されているので、自社を選んでもらうためには「共感」を得なければなりません。企業理念やイメージを目と耳からアプローチし、ユーザーの心に訴えかけることが重要です。企業紹介・企業募集用動画にはいくつかのタイプがあるので紹介します。
事業紹介型
事業紹介型は会社概要や歴史など、事業紹介がメインになる動画になります。取り扱っている商品やサービス、代表者メッセージを盛り込まれることが多いようです。事業紹介型は入社希望者の意欲向上につながりやすく、取引先の信頼感の向上につながります。
コンセプト紹介型
コンセプト紹介型は、事業内容よりも企業理念やコンセプトに焦点を当てた動画です。会社の思いなど紹介することで、視聴した人の感情を刺激し共感を得やすくなります。
インタビュー型
インタビュー説明型は社員の声を中心とした会社紹介動画です。社員が自分の言葉で話すことで、紙では伝わらない会社の様子やリアルな雰囲気を伝えることができます。
販促活動用動画
個人のセールス力には大きな差があり、説明する人によって伝わる内容に差が出てしまうのが大きな悩みでした。どんなに素晴らしい商品やサービスがあってもユーザーに伝わらなければ選んでもらえません。その悩みを解決するために制作されるのが販促活動用動画です。活用すれば誰でも同じレベルで説明ができ、伝わる内容に差ができにくくするものになります。
販促活動用動画と言われて具体例が思い浮かばない場合にイメージしやすいのが「CM」や「通販番組」です。チラシと比べると実際に商品を使って解説している動画を見るほうが商品の特徴やメリットが十分に伝わるのではないでしょうか。視聴動画に特徴やインパクトがあれば印象に残りやすく、商品のみならず企業のイメージとして定着していきます。商品を最大限にアピールしながら企業のブランディングまで行えるので販促活動用動画は非常に有用です。
社員教育用動画
講義タイプの教育ではテキストをもとに口頭で読み上げての説明が多いのですが、たとえ説明があってもテキストや写真だけでは表現に限界があり、伝わりにくいことがたくさんあります。動画であればデモンストレーションや実際の映像を見せることができるので、ポイントやコツなど細かいところを動作や音で直観的に伝えられるので非常に効果的です。ここでは、社員教育用動画の使用例と特徴を解説します。
研修用動画
定期的に繰り返し行われる新入社員研修やOJT研修の内容を動画化したものです。一度製作してしまえばあとは視聴してもらうだけなので、講師の手配や機材の準備など手間や人件費を大幅に削減することができます。また、編集しない限りは漏れや抜けが無くなり、教育の質を一定に保つことができるのも特徴です。
製作時に段階的に分割しておけば、個人の能力に合わせた研修計画を作ることもできるでしょう。講義タイプでは疑問点があっても聞きづらくて質問できなかったという人がいますが、動画であれば自分のタイミングで知りたいところを繰り返し見ることができるので、聞けなかったということがなくなります。
社内マニュアル動画
社内特有のルールやマニュアルを動画化したもので、接客マナーやクレーム対応のポイントなどを目的ごとにまとめたものになります。独自のノウハウなどテキストでは伝わらない細かい内容を視聴者に説明できるのでとても効果的です。
操作マニュアル動画
決まった手順や操作方法があるものに対して操作マニュアルとして製作する動画です。取り扱っている商品やサービスの使用方法を実際に使用している例を交えてわかりやすく伝えることができます。場合によってはユーザーに取り扱い説明書として配布することもできるでしょう。
動画の種類や特徴について解説しましたが、それぞれの違いやポイントは理解できたでしょうか。意図していたものが視聴者に正しく伝わるように用途に合った動画の種類を選定して制作会社に依頼をするようにしましょう。